《対談vol.5 ゆるゆる親子対談》

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田中麻衣(以下:娘):今日はママの誕生日のお祝いで2人でお鮨屋さんに来たわけだけど、わたしも日本酒飲めるようになったことだし日本酒片手にママと語ろうかなーなんて。(ママにも内緒でボイスレコーダーとってますが)

母:やっとちょっと飲めるようになったのね。

娘:うん。てかわたしの周りの女友達ね、ママのファンがすごく多いんだよ〜。

母:うふふ。なんでよ(笑)

娘:もちろんママと会ったことある人は、みんな綺麗で賢くって品があるって大絶賛するし会ったことない子もうちのママの名言をちょこちょこ話していくうちになんかみんなファンになっちゃって。今じゃママが東京来る日程を教えて、会いたい!とまで言われているっていう・・・(笑)

母:あら、嬉しい!

娘:わたしの1つ上の女友達なんてまだママと会ったことないのにママの言うことを師匠だって言ってこないだごはん食べているときに「わたしからしたら、麻衣ちゃんのママか瀬戸内寂聴さんかっていうくらいだからね。」って言ってたよ。

母:(大爆笑)瀬戸内寂聴さん好きだから並べて光栄だわ。

娘:私は、ママみたいな女性になるのが目標だって最近大人になってから気づいたんだよね。昔はさ、やっぱり母親の良さってあまりわからないじゃない?距離が近すぎてさ。けど自立して上京して別々で暮らすようになってからだよね、母親ってすごいなって感じたのは。それまでは存在が当たり前すぎたのよね。

母:あら、嬉しい。

娘:でも、パパもママも昔から口うるさく私になにか言うことはあまりしなかったね。したいことはしなさいっていうように自分の気持ちややりたいことを尊重してくれたし、でもその代わりに自分で選んだ道は自分で責任をとりなさいって。それは私を放置しているわけではなくってたくさん考えた結果そう言ってくれてるっていうのもわかってた。

母:私はね、いろいろ言いたいときもあったのよ。でもパパがね、自由にさせなさいってそういう教育方針だったからパパに何度も止められたりもしたの。失敗も自分で頭を打たないと学ばないし成功も自分で選ぶからこそ倍以上の嬉しさがあるでしょう。だから自分自身で道を決めてもらうというのはすごく大切なのかもしれないね。子どもも、親とは違う人間なんだからね。わたしのお腹から出てきたという事実はもちろんあるけども、「別の人間」だから、子どもというよりひとりの人として接しなきゃいけないときもあるんじゃないかな。

娘:それこそ同棲事件もそうだったよね。

母:ああ、忘れもしないあの3年間(笑)麻衣が16歳くらいだったかな?高校生だったよね。当時の彼氏と一緒に住みたいと言って実家を出たのだけどそのときはもう心配で心配で何度も連れ戻そうと思ったよ。でもパパが「やめなさい」って止めたの。自分で帰りたいと思うときに帰る場所を用意してあげているだけでいいんだって。無理に連れ戻したところで、麻衣の気持ちが同棲したいのままなのであれば連れ戻したところで意味のないことだって。

娘:そうだったんだね。あのときは彼といたい一心で説得したよね。「高校は必ず卒業するから!お願い!」って。結局3年同棲して彼と別れて実家に戻ったんだけど。

母:同棲で学んだことはあった?

娘:もちろんたくさんあったよ。学校行きながら家事したり、家計をやりくりしたりね。本当に色んなことを学んだしたくさんの気づきがあった。今思ってもあのときに同棲していてよかったなって思うの。その彼とは別れちゃったけどあれだけ人のことを好きになってその人と一緒に暮らして、もちろん好きだけじゃやっていけないことだってあるんだって10代ながらに思ったし。経験のひとつとして良かったなって思う。

母:やっぱり経験が人を創っていくからね。自分の目で見たものや耳で聞いたもの、自分の頭や体で感じたことや思ったことが人格を創っていくからいっぱい色んな経験やチャレンジはした方がいいね。たくさんの本を読むのもいいけど経験には勝らないからね。

娘:そうそう。同棲したことで「他人と暮らす」っていうことのイメージもできるようになったし。同棲するまでは料理なんて全然できなかったけどしなきゃいけない状況になってできるようになったり。ママに「今晩のメニューどうしよう?」ってよく電話で相談してたよね。「いまスーパーいるんだけど、これ作りたいけどなに買えばいいの?」とかさ。今はアプリとかですぐレシピや材料をチェックすることができるけど当時10年前はそもそもガラケーだし、アプリというものもなかったしね。

母:今でも毎日電話するね。

娘:いっつもわたしから掛けるけどね。1日1回じゃないよね、2、3回は電話しちゃう。

母:こんなことがあったよーっていろいろ報告してくれるよね。

娘:うん。ほとんどの事を共有している気がする(笑)恋したときなんかも、「今日いいなと思っている人と初めてごはん行くんだぁ」とか(笑)女友達の会話だよね。翌日とかに電話すると、ママが「昨日どうだったの?」とかって聞いてくれたり。恋愛の話以外にも仕事の話や、新しくしたいなと思うことを伝えたり。でも相談はあまりしない、迷っていることや悩んでいることは話さずに事後報告や決定事項とか日常のあれこれを話すことが多いかな。

母:確かにね。電話しない日ってほぼないんじゃないかな。

娘:毎日だよ、本当。3日とかあいたら「久しぶり」って言って始まるもんね。

母:そして年に2、3回は東京に会いに行くのがパターン化してるね。そのときに麻衣の家の泊まって。麻衣はいろんなところに連れていってくれる。おいしいご飯やさんから美容室だったりお買い物も。

娘:ママが東京に来るのはわたしのなかの一大イベントでさ。なによりも頑張ってプランを組むんだよ(笑)その来てくれる3日間は自分の予定を入れずに基本フリーにして、来てくれるからにはおいしいと思う食事に連れていってあげたいし関西にないような場所を案内してあげたいしさ。どこのお店にしよう?って1ヶ月前くらいから考えに考えて1ヶ月前にはもう予約を取っちゃう。今回は6月に東京に来てくれる予定じゃない?そのときに連れていきたいお鮨やさんがあるんだけどさ、もう予約済み。「おいしい!」と毎日感動してくれるから連れて行きがいがあるの。男性って好きな女性に対してこういう気持ちなのかな(笑)

母:感動を口に出して喜びを相手にちゃんと伝えられる女の子はやっぱりモテると思うし、男性も色々してあげたいって思うんじゃない?

娘:そりゃそうだ。女のわたしですらそう思うんだもん。

母:麻衣は男前だよね(笑)

娘:ヤダーーーー。それ嫌!やめて!

母:なんで?素敵じゃない。自分のちからで好きな生活を手にして親孝行もたくさんしてくれて、私もだしパパも東京行ったり麻衣が関西に帰ってくるたびに食事に連れてってくれたり、旅行に連れてってくれたりプレゼントを買ってくれたり。いつもありがとうって感謝してるのよ。

娘:自分が何かしてあげられる人って両親くらいだもん。それこそ昔は自分の為だけに欲しいものを買ったりしてお金を使いたいって思ってたよ。でも自分一人のためにお金を使って楽しむなんて限界があるじゃない。それよりも親だったり誰かの喜ぶ顔が見たいって思うようになったのは歳をとったからなのかな(笑)綺麗事とかではなくって、自分のためになにかすることってある程度でもういいかなって気もするしそれよりも自分の大切な人を喜ばせるために使うお金の方が価値がある気がするんだよね。確かに物はカタチとなって残るけども、それより食事だったり、素敵な空間だったり、旅行だったり、その「時間」を有意義なものにするためにもお金を使えるようになった。

母:最近の麻衣は物欲もすごく減ったよね。減ったというか無駄なものを買わなくなったね。

娘:着るものにしても身につけるものにしても、家具にしても、電化製品にしても高くっても全て納得いく良いものを買いたいと思うようになった。物を買う判断基準も、ワクワクドキドキする物かというのはもちろんだけど素材であったり長く使えるものかどうかであったりちゃんと考えるようになったかな。

母:それこそ22、23歳のときの麻衣のお金遣いは豪快だったよね(笑)見ていて気持ちいいくらいだったけど(笑)

娘:そうね(笑)マンションを2つ借りてみたり、お店を何店舗か買ったりもしたし、欲しいと思う物はとにかく買う、なにも考えずに買う。みたいなさ。自分のちからで稼ぐことができるって思ってもなかったから仕事がうまくいきだして一気に収入が増えた時期でもあったからお金の使い方迷子だったのかもね。

母:そんな麻衣を見て、今の世の中ってすごいなぁ。インターネットで仕事が成り立っちゃうんだなぁ・・・ってパパと感心したりしてたの。

娘:ママ世代だと考えられないビジネスモデルだもんね。

母:麻衣から色々聞いてようやくなんとなくの仕組みは少しわかってきたけど、それでも全然わからないわ。

娘:別にわからなくっていいよ。

母:でもいつも感心してるの。このままじゃダメだっていつも麻衣は言うでしょ。いまでも生活に困ってはいないけどこのまま同じことしかしない自分は嫌だし不安だからってブログも新しいものを立ち上げたりヨガ留学に行ったりセミナーを始めたり来月からは語学留学に行くじゃない?そうやって自分を成長させようと努力したり向上しようとする気持ちがあってそれをすぐ行動に移すからすごいなと思うのよ。

娘:なにかにチャレンジするのが好きなだけだよ。

母:12月に都内であった麻衣のセミナーにパパと聞きに行ったんだけど、たくさんメモとっちゃった(笑)人前で堂々と話す麻衣を見て、大きくなったなぁってしみじみ感じたの。こんなちっちゃかったのに。

娘:いつと比べているのよ(笑)

母:うふふ。麻衣が今26歳でしょう?ちょうどママが麻衣を産んだのが26歳なのよね。

娘:え〜・・・うそぉ。わたし全然出産の予定とかないけど・・・。結婚の予定もないよ。

母:ビビビっときていきなり結婚しちゃうことだってありえるんだから。

娘:なに?ママはパパと出逢ったときビビビってきたの?

母:うん。ビビビよ。あ、この人といたいって思った。徐々にいいなと思ったんじゃなくて最初から素敵な人だなってそうやって好きになったの。パパも同じよ、最初から気に入ってくれてたくさんアプローチしてくれた。ママ当時まだ働いていてスチュワーデスだったんだけどね、香港滞在のときはパパは香港まで会いに来てくれたり手紙を送ってくれたり。スチュワーデスになるのが夢で仕事もすごく楽しくて充実していたんだけど、パパに出逢って今まで一番優先してきた仕事を辞めてもいいって初めて思えたの。

娘:なにそれすごく羨ましい!素敵すぎる。

母:麻衣もいつか結婚するから、それまではいろんな経験をしたほうがいいしいろんな人を見てもいいんじゃないかしら。もちろん仕事に打ち込むのもいいと思うししたいと思ったことを後悔ないように行動していくべきよ。結婚してからも、もちろん初めてのことはたくさんあって経験を積んでいくけども、独身のときに培った経験の差で旦那さんが悩んだときにできるアドバイスも変わってくるし子育てにも影響があると思うから。

娘:本当その通りだと思う。前はね、なんにも知らない女の子が可愛いなって思ってたの。

母:どういうこと?

娘:「こんなん初めて!」とか「知らなかった!」とか言いまくれる女子が可愛いと思っていたんだけどね、もちろん本当に初めてのことだったらそういうふうに相手に伝えるのがいいと思うけど、もう大人になったらなんでもかんでも「知らなかった!」じゃちょっと違うのかなって。大人になればある程度の知識が必要だし知っているのが当たり前になってくることもある。だから年齢とともに自分自身も進化していかなきゃいけないのかもね。

母:確かにね。男性に甘えっぱなしではダメだしちゃんと自立している女でないと魅力的には映らないのかもしれないね。

娘:ママの恋愛論は腑に落ちることが多いんだけど、恋愛相談をしたら超辛口で返ってくることもしばしば。

母:女の子は美容にお金を使ったりお洋服を買ったり自分自身のメンテナンスをしたりしてとても自分にお金をかけて磨くでしょう?不毛な恋愛している女の子だっているでしょう?そんな女の子も自分の納得いくものをセレクトしてそれらに囲まれるような生活をしているのになんで男性を選ぶときに寂しさとかで妥協をしちゃうの?って。それなら無駄に一緒にいる必要ないし1人でいたほうが賢明じゃない。判断基準をちゃんと明確にしなきゃダメよ。そしてやっぱり自分の事をちゃんと「女性」として宝物を扱うようにして接してくれる男性じゃなきゃダメだと思うの。男女平等の世の中って言っても男性には男性の役割があるし、女性には女性の役割はある、それが男女平等なんだから。

娘:そういや昔からうちのパパとママは「デート代を割り勘にする男とは絶対に付き合うな」ってしつこく言ってたよね(笑)デートする価値すらないから食事すら行かなくていいって。

母:当たり前じゃない!いまの時代は割り勘が多いとか聞くけど、考えられない。お互い恋愛感情が全くない男友達ならわかるわよ、でも男性側が誘ったりした上での割り勘なんてちょっと考えられないわ。

娘:いいねいいね(笑)

母:もちろん奢ってもらって当たり前という感覚はもちろんよくないし、感謝の気持ちをちゃんと口で伝えるべき。でも、お会計のときに会計を割るという行為って全然スマートじゃないしプライドがないのかなと考えちゃうよね。

娘:いろんな面を総合してスマートな男性が魅力的だよね。

母:麻衣のタイプは紳士的なのはもちろんだけど、センスがよくて遊び心がある人ね。

娘:さすがママ!真面目すぎて頭がカチコチな人は、恋愛対象にはならないかも。さいきん気づいたんだけど信念はあるんだけども柔軟性もあって遊び心がある人が好きなの。話していて面白いなって感じる人ってどこかに遊びがある。あとセンスがいい人にはすごく惹かれる。選ぶ家具や身につけるものや旅行や食事のセンスだったり、選ぶものにどこかしら品を感じられる男性が好き。

母:女の子は、それくらい欲張っていいと思うよ。

娘:そんな人いないよって言われたりするけど、理想は理想だからいいの。さいきんね、女友達に言われたのが「恋愛で一番最初に諦めていいのはドキドキ感だと思う」って言われてすごく衝撃だった。「自分の譲れない部分や価値観とか居心地、これを最重要視するべきで、恋愛のドキドキ感なんて月日が経つとなくなっていくものなんだしドキドキが邪魔して見失ってしまうこともある。ここが譲れないという自分が求めるものを明確にして、それでいてこの人といたら安心するという基準で選ぶべきだよ。」って。

母:面白いね。人それぞれ恋愛観は違うから面白いものね。

娘:確かにそうかもなって思っちゃって。昔はハラハラしたり刺激的な恋が好きだったけど、今はやっぱり居心地だったりとか歩み寄れる価値観だったりとか尊敬が大事になってきたから。

母:年齢とともに変わってくるのは自然なことよ。

娘:パパとママは本当何年経ってもラブラブだし仲良しだよね。年に1度はふたりで旅行に行くしわたしも付いていくって言ったら「今回はふたりでいきたいからそれはそれでまた企画しようね。」とかってサラリと流すし。

母:いろんなことがあったけどね、パパと結婚して良かったと心から思うのよ。

娘:わたしも、誰かにそう思える日が来るのかな〜。(遠い目)

母:必ず来るよ。麻衣が大事にしたい、この人と人生をともにしたいと思える相手はきっと素敵な人だろうから心配しなくていいでしょ。

娘:ママはわたしの前でもわたしをけなしたりしないよね。パパのことも悪く言わないしね。両親に否定されたことがあまりないから、わたしは自分のしたいと思ったことに素直に挑戦できるのかも。

母:当たり前じゃない。自分の大事な人のことをけなすってよくわからないわ。それよりママ香港に行きたいから一緒に行こうよ。

娘:いきなりだね(笑)いいよ。今年かな?

母:うん、今年がいい(ハート)

娘:また計画立てようね。

 

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