昨夜は広尾にある、81にてごはん会でした。
もう、感動!レストランというか劇場でした。(まだ余韻があるよ…)もともと要町にあったらしいのですが9月に広尾に移転したみたいです。
なんだか、超TOKYOっぽいレストランでした(コメント下手かw)いやぁ・・・こんなおみせは初めてです。
店内はコの字カウンターで12席。一階の待合室にて時間まで待ち、12名がそろったタイミングで二階の店内へ案内されます。みなさん揃っての一斉スタートになります。
料金は前払い制(これまた新しい!)
価格はひとり25,000円です。
一杯目のドリンクを受け取り、会場へ。
わたしはアルコールニガテなのでノンアルコールでお願いしました。
場所はコートヤード広尾のなかにあります!
さてさて。
店内に案内されると、そこは真っ暗な空間でなんとも無機質。黒を基調としていて、そんな黒い店内は”死”を連想させるほど。
オーナーシェフの永島さんいわく、【食べることは生きること】でもその裏側には、【死】がある。生きるものの死があるからわたしたちは生きていけるという意味があり、このような内装にしたのだとか。
黒いテーブルは、墓石とおなじ素材らしいです。
大音量の音楽とオーナーシェフみずからの司会。まさにエンターテイメント!音楽もお料理によって変わります。
【今宵のテーマは、破壊と創造!秋から冬へ】
という説明があり一斉にお料理が運ばれます。
まずはアミューズから。ポテトと生ハムを乾燥させてパリパリにしたもの。落ち葉をイメージして。合わせたドリンクはジャスミンの香りがするノンアルコールドリンク。
お料理によってドリンクもおなじ数運ばれてきます。
つぎは試験管に入ったスープ。ふわっと土の香りを楽しんでくださいと言われます。
落ち葉と土、秋を感じさせます。
つぎは鳥の巣をイメージしたお料理。たまごをぐちゃぐちゃにかき混ぜて、カダイフ(まわりのパリパリ)がテーブルにこぼれて汚くなってもいいので、破壊して、かき混ぜて食べてください!と説明が。
トロトロなたまごを割ると、ポワンとトリュフの香りが。すごくいい香りで食欲をそそります。
合わせたドリンクはクリーミーなドリンクでした。(失念・・・)
お次はすっぽんのスープ。力強くてしっかりしたお味!
つぎは、キノコとトリュフのリゾットです。まろやかでクリーミーで秋らしい味、とても美味しかった!ドリンクはさっぱりとした甘さのものでした。
そして冬に移り変わり、牡蠣が出てきます。濃厚な牡蠣は牡蠣の下にりんごのソルベが入っておりほどよい酸味と合わさります。
白身魚はカレイでした。ふわっと肉厚、オリーブオイルと合わせていただきます。ドリンクは衝撃だった下仁田ネギのノンアルコールドリンク。グラスのふちには岩塩を。
メインはシャラン鴨にポップコーンのパウダーをのせて。1/3しか食べれませんでしたがおいしかったです。
このときには店内の空間が【燻製】の香りが漂うという演出があり、嗅覚と味覚、分けて楽しめました。
(こんな演出あるんだなあ、、)
デザートはバラとバニラのパンナコッタ。熱いチャイと合わせて頂きました。とろみのある食感と口に入れた瞬間、口内の温度で溶けていく感覚。
以上、永島ワールドを堪能しました。
いろんなお店に行くことも増えた今、レストランでこんなに興奮し、はしゃいだのはいつぶりだろう・・・料理だけで魅せるんじゃない、感覚で魅せるお店。ほんとに楽しい夜でした。
正直、もう26歳になる手前で東京に住み4年。数えきてないくらいのレストランに行ったと自負していて、まわりからは歩く食べログだと言われちゃうくらい食事が大好きなわたし。好きなお店やお気に入りのお店は多々ありますが、新規開拓も好き。でも、おいしいところをわざわざ探して行くわけだから【おいしい】というのは想定内だし(ハズレたときの悲しさといったらたまらない)お気に入りなお店に関してはその安定が心地よく、感動や目新しさはあまりない。(それが良さでもあります)
でもこんなに想像を裏切られるようなレストランは初めてだし【おいしい】はもちろん【楽しい】という言葉がこんな似合うオトナの夢の国は初めて!
まさにライブ。エンターテイメントです。
こんな劇場、演出を考えるレストランに初めて出逢いましたし新しい経験になりました。
存在さえ知らなかったので新たな発見ができて嬉しい!連れていってくださって、ありがとうございました!そのあと二軒目に移動したのですが、81の話でしばらく盛り上がりましたよ!
衝撃的な夜でした。
81
080-4067-0081
東京都港区西麻布4-21-2 コートヤードHIROO
http://tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13186404/